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妊娠しやすい身体づくり

妊活でご相談に来られる方も漢方薬局には少なくないです。

彩生堂でも、現在進行形の方、休止中だけど定期的にご報告してくださる方、妊娠中の方、めでたく出産された方、そして当然ですが良い結果が出ないままドロップアウトされた方…さまざまおります。

 

実際のところ、妊活において相談に来られる方にとって、善し悪しというのは、まさに妊娠できたかどうか、出産できたかどうかしかないわけです。

これは、不妊治療の病院・クリニックでも同じで、そこしか善し悪しがないのです。

 

もちろん、他の症状であっても、治ったかどうかではあるのですが、症状を感じる段階から治る・改善するまでにグラデーションがあります。

なので、漢方薬を飲み始めて、10段階の10だったところから、7くらいです、3~4くらいですということがあります。妊活には、このグラデーションがないのが、いかんともし難いところではあります。

 

ですが、ご相談にいらっしゃった場合は、真摯にお話しを伺い、最適だと思われるものを提案しています。

とはいえ、まずは、しっかり病院でご夫婦ともども検査をしていただくことをお薦めします。

漢方薬局でご相談を伺うだけでは、分かり得ない病気があるためです。

漢方でできること

では、漢方では何ができるのか。

ワタクシは、「妊娠させる!」という大それた力が漢方にあるとは言えません。

しかし、「妊娠しやすい身体づくり」はできるかなと思っています。

やはり生理不順であったり、生理痛・PMSがひどいなどがある場合は、妊娠しやすさは高くはないと思います。

であれば、「妊娠しやすい身体」とは何か。生理が定期的に起こり、その際に生理痛・PMSもほぼ無いか、日常生活に支障が無いことが続くことです。

彩生堂の漢方では、これを目指しています。

彩生堂が目指すこと

漢方では、子宮を「胞宮」「女子胞」と呼びます。

この胞宮に、

・エネルギー(気血)がスムーズに流れている

・一定の温かさが保たれている

・定期的にすみやかに血が満たされる

 

彩生堂はこれらのことを大事にしております。

お一人ずつ身体の状態は違うので、この3点のバランスが変わり、つまり、漢方薬も変わることになります。

また、生理はおよそ1ヶ月に1度しかやってこないので、効果判定もある程度の期間は必要となるので、3~6ヶ月は継続を初回にお伝えしています。