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3月7日の今日は、サウナの日だそうです。
ここ数年、空前のサウナブームですね。
「ととのう」なんて言葉もあり、男女問わず流行中のようです。
私はというと、旅館の大浴場にあったら少し入ってみようかなと入ってみる程度で、流行には乗っていません。
とはいえ、好きではないのかと言われると、実は、韓国留学時代には、韓国には”チムチルバン”というサウナのような施設があり、ときどき利用して気持ちいいなと思っていました。
嗜好としてサウナで汗をかくことは気持ちいいと思う方は多いと思います。
しかし、実は全員が健康にいいかとなると、それは個人個人変わってきます。
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汗は身体の水分ですね。
水分は、漢方では陰分・陰液などと言います。
一方、身体を温めたり、活動的にしたりするものは陽分・陽気となります。
この陰と陽がバランスを取って身体は健康でいられるわけです。
ところが、人によっては、陰が不足していることもあったり、陽が不足していることも、逆に陰が余分にあったり、陽が余分にあったりすることもあります。
そんな中で、もともと陰が不足している人がサウナに入るとどうでしょう?
発汗によりさらに陰が体外に流出してしまいます。
身体の陰が過剰に不足してしまうと、相対的に陽が多く存在することになります。
陽は、身体を温めるエネルギーですので、陰の不足は、手足のほてりや顔ののぼせなどの異常が起こってきます。
漢方では、陰の不足を“陰虚”、それによる陽症状の出現を“虚熱症状”と言います。
過剰な発汗は虚熱証状を引き起こすことがありますので、サウナの使用はほどほどにしましょう。