以前、体内の水の異常について書いたことがあります。
水の異常…つまり、多過ぎる、少な過ぎる、偏って溜まっているなどですが、これらがあると何が起こるのでしょうか。
それについては、以前のブログ(→水の異常・2019年6月24日)に簡単に書いているのでそちらを参考にしていただいて。
異常が起こらないためには、原則的には、適度に体内に水を保有して、全身にまんべんなく分布すればいいというわけです。
では、日常生活においてどうするか。
まずは、発汗・排尿・排便などで失われる水分量があるので、それを補う量の水を摂取しなければなりません。
1日水分摂取量はいろいろ計算法がありますが、一説には、食事によって摂取する水分を含めて、 体重(kg) × 30 - 40 mL と言われています。
例えば、 50kgの人であれば、
50kg × 30 - 40 = 1460mL
65kgの人であれば、
65kg × 30 - 40 = 1910mL
となるのです。
このくらいの量であれば、起床時・食後・入浴前後・睡眠前などに飲んでいれば、普通に摂取可能ですね。
個人差はあるとは言え、TVに出ているモデルや芸能人が1日3Lも4Lも飲んでいるのは、やはり摂取過多かなとは思います。
しかし、この水分摂取ですが、何で摂るかも重要です。
コーヒー・紅茶・緑茶などは利尿効果のあるカフェインが入っているため、飲んでも結局かえって出てしまうかもしれません。
アルコールも同様で、飲むほどに水分が排出されることがあります。
これらに気をつけながら、水分を摂り、なおかつ、体内で多く水分を保持している部分、筋肉をしっかり鍛えておくことも重要です。
筋肉は、身体の血液、水分を保持し、また熱源でもあります。
筋肉が少ないと、保持しきれない水分がむくみなどとなって現れたり、熱が産生されずに身体が冷えるなども起こります。
暖かくなり、外で運動もやりやすくなりました。適度な水分を摂取して、運動で筋肉を保ちましょう。