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小児の不安

小学校中学年~高学年の女児。

 

ここのところ、外出しようとすると、「途中でおしっこに行きたくなったらどうしよう」という不安に襲われ、家を出たくなくなっている。

学校も休んでしまう日もある。

家にいるときはまったく問題ない。

自分が学校に行けないことにも悩み始めてしまい、食事の量も減ってしまい、夕飯も一口で「もういらない」という日もある。

小児科では、膀胱炎等の疑いはなく、原因がないことも多いが精神的な部分だろうと様子を見ることになった。

自然にすぐに治るのか、しばらくかかるのかも分からないとのこと。

朝、一緒に散歩をしてみたり、学校は保健室スタートだが、今日は2時間目まで行ってみよう、来週からはお昼まで行ってみよう、学童は行ってみようと頑張っている。

漢方薬で改善できないかと思い来局。

 

年齢に比べるとかなり小柄な子であるが、お話しをすれば明るく活発に会話のできる印象。

もともと心配性や怖がりではあり、家でお留守番や夜のトイレはしたくない。

初潮はまだ来ていない。

聞き出すことはできなかったが、もしかしたら、学校で授業中にトイレに行きたくなったが言い出せなかったことがあったり、行けたけれどもあとでクラスメイトにイジられたことがあったりしたのかもしれない。

イジられなかったけど、単に授業中にトイレに行くことが個人的に恥ずかしかったのかもしれない。

思春期にさしかかると、そういうことありますよね。

特に「おしっこ問題」はデリケート。

 

かく言うワタクシも、小学校の時は「うんち問題」は深刻でした。。

この時期は、胃腸がまだ未熟である小児も少なくなく、それにちょっとしたきっかけ、ちょっとしたストレスがあると、身体に症状が現れることがあります。

煎じ薬を飲み始めて、少しずつ食欲が戻ってきて、家族で海に行った時も楽しく遊んでモリモリ食事もしていた。

 

先日、学校にお迎えに行くと「もう少し遅くても大丈夫」と意欲も出てきています。