「〇〇湯ください」ときどき銘柄指定の方が来られます。
もちろん全てが在庫してあるわけではないので、あるものとないものとありますし、ないものは煎じ薬でご用意できることもあります。
粉薬(エキス剤)がいいということでも、取り寄せでご用意できます。
しかし、彩生堂では、有無をお伝えした後に、「どうされたのですか?」とどうして〇〇湯を求めているのかを伺います。
「テレビでやってたから」
「新聞に載ってたから」
「友達が飲んで良かったって言ってたから」
いろいろ理由はあります。
でも、質問は情報源を伺っているのではなく、どこが体調不良でそれを飲みたいのかです。
漢方薬は名前の通り薬ですから、誰でも彼でも飲んでいいものではありません。
お友達が飲んで良かったからと言って、自分が飲んで良くなるとは限りません。
例えば、めまいであっても、どんなめまいでも治せて万人が飲める薬はあるかと考えれば、そんなすごい薬がそうそうあるとは思えません。
いつ頃から、何かきっかけがあって、どのような時に、どう調子が悪いのか。
また、どういう時に悪化して、どうすると改善するか…それらによって、漢方薬は変わってきます。
どうしてもその薬を試してみたい方には、明らかに合わないと判断できない限りはお渡しできますが、せっかく飲むのであれば、ご自身に合ったものを飲んでいただきたいです。
お話しを伺った上で、別の漢方薬をご提案する場合もあります。
飲んでみようかと迷った際は、是非ご相談ください。