40代、女性、休職中
主訴:夕方からの体調不良
普段は平熱36.8℃程度であったが、3月末あたりから夕方になると37.2~37.5℃くらいの微熱が出始める。
新型コロナの影響で、自分も休職中だけでなく、家族全員が自宅にいるため、ストレスも溜まる。
イライラや不安感、軽いのぼせ感、日中は手足冷えを感じるが寝る時は身体も手足もほてる感じがあり寝付きも悪い。
睡眠も浅く何度もトイレに立つ。
月経周期・期間ともに問題ない。
PMSは乳脹、イライラ、腰痛あり。
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女性の場合、閉経の前後5年くらいをいわゆる「更年期」と呼ぶ。
その時期に起こるさまざまな体調不良を「更年期障害」と言い、中国では「経断前後諸症」などと言う。
この時期は、気血津液のバランスがグッと変化し乱れる期間で、それによりのぼせやほてり、不安、不眠などの症状が現れる。
また、月経がまだ継続している場合は、気血津液の停滞も見られ、イライラ、乳脹なども発生する。
それに加え、新型コロナの影響で、特にそれら顕在化してしまったと考えた。
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粉薬(エキス剤)をご所望されたため、まずは日々のイライラやカッとなることを改善することを目標にしたバランスで7日間服用していただき軽減。
続いて、内容のバランスを変え、のぼせ、ほてり、不安、不眠などを改善することを目標に7日間。
睡眠はまだ浅いが、その他の症状は軽減。同じものを更に7日分服用していただくと、睡眠も改善した。